葺屋根とはイネ科の多年草であるすすきや葦(ヨシ)、かりやす、かるかや等が使われた屋根です。寄棟造りや切妻造り、入母屋造りの3つがあります。有名なところでは、世界遺産の岐阜県白川郷や富山県五箇山の合掌造りは知られています。
茅葺屋根の歴史はとっても古く縄文時代にもさかのぼります。特徴は屋根の角度が急勾配であり、寒い地域では雪が積もりにくいことや、水が屋根にたまらない様工夫されています。
通気性や防音効果、さらには断熱性にも高いため夏は涼しく、冬暖かく過ごすことができました。
現代では色んな素材の屋根が選べるようになり茅葺屋根のコストの問題や職人不足
などで今から建てる方は少ないと思いますが、現在あるものを残していくためにも
若手の育成が必要になってくるといえます。