街の屋根やさん四日市店
〒512-0911三重県四日市市生桑町339−4TEL:0120-659-663 FAX:0568-55-1388
街の屋根やさん四日市店です。本日は 四日市市内にお住まいのお客様から「屋根が重く、耐震性が不安なので葺き替えを検討したい」 とのご相談をいただき、現地調査に伺いました。
こちらのお家は築年数が経過しており、
1階屋根
2階屋根の両方に瓦屋根が乗っている、典型的な「重量屋根」の住宅でした。
地震への不安が高まっている中、「軽量化をしたい」という相談が非常に増えていますが、四日市市の場合は 屋根の軽量化(葺き替え)に補助金が出る可能性があります。しかし、この補助金制度には 厳密な条件 があるため、専門家による診断が欠かせません。
今回の記事では、
四日市市の屋根葺き替え補助金の日本一詳しい解説
現地調査のポイント
物価高と建材高騰の影響
防災瓦(平板瓦)へ葺き替えた場合にどれくらい軽量化できるか
街の屋根やさん四日市店としてのご提案をまとめて紹介いたします。
四日市市には、飛散等の危険に対する住宅の安全性向上を目的とした 「耐風改修工事費補助制度」 があり、その中の一部として「屋根の軽量化(葺き替え)」も対象になります。
昭和56年5月以前に着工された住宅(旧耐震基準)
住宅全体に対して耐震診断を受けること
屋根全体を軽い屋根材に葺き替えること(部分的な葺き替えは対象外)
四日市市に登録された耐震診断士による診断が必須
ここが非常に重要です。四日市市は「屋根のみ」「2階部分だけ」など部分的な葺き替えでは補助金が出ません。必ず建物全体の屋根を軽量化する必要があります。
耐風改修(屋根軽量化含む):※ただし、申請時期や市の予算枠により変動することがあります
今回のお客様のお家は 1階+2階の合計2フロアで大きな屋根面積 があるため、全ての屋根を葺き替えると 工事費が相当高額 になります。
補助金の上限は決まっているため、「全体葺き替え=補助金が出るけれど、自己負担額が大きくなる」というジレンマが発生します。
そのため、補助金の有無だけでなく、“本当に必要な範囲での葺き替え” を見極めた提案が非常に大切です。
現地では以下のポイントを確認しました。
重量のある和瓦系で、地震時には揺れ幅が大きくなる構造でした。
築年数が長い住宅では、
防水紙の劣化
野地板の腐食が進んでいることが多く、今回も一部で劣化がみられました。
現状では雨漏りはありませんが、瓦のズレが数カ所あり、早期対策が必要な状態でした。
ここ数年で建設業界にとって最も大きい問題が 建材高騰 です。
ウクライナ情勢による物流コストの上昇
人件費の全国的な高騰
為替(円安)による輸入建材の値上がり
国内工場の生産調整による供給不足
屋根材:約20〜40%上昇
木材(野地板):約30%上昇
防水紙など副資材:10〜25%上昇
職人の人件費:10〜20%上昇
特に「瓦」「ガルバリウム鋼板」は非常に影響を受けており、数年前の見積金額と比較すると大きく変わっています。
つまり、今後も値上がりする可能性が高く、早めの工事決断がメリットになる場合が多いということです。
全体の屋根を葺き替えるには費用が大きくなるため、今回弊社が提案したのは—
→ 地震で最も大きく揺れるのは“家の高い位置”→ 2階屋根を軽量化するだけでも耐震性は大きく改善します
通常の瓦より軽い
台風や地震に強い
見た目が美しく、家全体の価値も向上
今回のケースでは、従来の和瓦→防災瓦へ変更するため、
2階屋根全体で計算すると、家のてっぺんの荷重が数百kg単位で減る ことになります。
これは耐震性改善において非常に大きな効果です。
四日市市の補助金制度は非常に魅力的ですが、
条件が厳しい
「屋根全体」が対象
上限額が決まっている
という点から、必ずしも「補助金を使うのが正解」とは限りません。
今回のように、耐震効果を最大化するために必要な範囲だけを葺き替えるという選択肢もあります。
街の屋根やさん四日市店では、補助金を含め、最もお客様にとってメリットのある施工方法をわかりやすく提案いたします。
A:必ずしもそうではありません。今回の様な補助金制度は屋根“全体”を飛散等から危険防止する必要があり、工事費が高額になり、補助金ではカバーしきれないケースもあります。
A:はい、上がります。建物は上に重いものがあるほど揺れ幅が大きくなるため、2階屋根だけの軽量化でも効果は大きいです。
A:できます。従来の和瓦→防災瓦(平板瓦)にするだけで、1坪あたり30〜50kgの軽量化が可能です。
A:現状の流れでは上昇傾向が続くと見られています。特に金属屋根や瓦は世界情勢の影響を受けやすいため、早めの検討がおすすめです。
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