こんにちは!街の屋根やさん四日市店です。
伊勢の宮川のほりに萱葺き屋根のお店があります。
それは田園風景や宮川の清流を見ながらお食事ができるとてもすてきな場所に建っています。
白川郷に行ったとき見た萱葺き屋根の民家などは日本の風土や文化を表しています。
当時から茅と呼ばれるイネ科の植物を材料にした屋根ですが、縄文時代から弥生時代ににかけての復元をみるとほとんどが萱葺きとなっています。
ススキやヨシなどは全国いたるところで群生しており手に入りやすい材料だったということもあります。
断熱性に優れ、温まった空気が外に逃げないの暖かさが持続することも特性をいかしたものだといえます。
後世に歴史をつないでいく、伝えていく伝統ある屋根の修復作業、日本の茅葺を請け負える職人は現在200人未満といわれています。
茅葺なのに雨漏りしないの??
それはつまり自然の植物「茅」ということです。
茅は雨にぬれると膨張します。その特性をいかして屋根の萱同士の隙間が埋まり、雨漏りを防いでいます。
また、屋根の形状は急勾配になっていて、これは雨水が萱を伝って流れ落ちていくため雨漏りを防ぐことはできます。
この急勾配は雨だけでなく、多く降る雪も重みでつぶれないよう落ちていくしくみにもなっています。
世界遺産にも登録されているこの風景や屋根を守りつづけていきたいですね!