ここ何年か空き家問題がニュースでも取り上げられていますが、みなさんがお住まいの地域でも見るからに空き家だろうという場所はありませんか。
日本では、年月がたつと家の価値は下がっていく傾向もあり、親の家を相続し空き家のまま放置しているという方がいるかもしれません。
2015年に、空き家に関する新しい法律が施行されたことをご存知でしょうか?
空き家を放置し続けたままだと、いずれ多額の税金がかかってしまうリスクがあるので注意が必要です。
近年、少子高齢化や地方における人口減少などの理由により、空き家数の増加が社会問題となっています。
平成25年におこなわれ、平成27年に発表された「平成25年住宅・土地統計調査」(総務省統計局)では、空き家数は820万戸で全国の住戸の13.5%を占め、過去最高となりました。
上記の上昇率ランキングでは三重県が1位となっています
さてどうして空き家が増えていくのでしょう
①新築の供給過多
日本においては新築住宅への人気が高く、一方で中古住宅はまだまだ流通量が少ないのが現状です。
まわりを見回してみても、「マイホームを買った」というほとんどの方が中古住宅ではなく新築住宅なのではないでしょうか?
②相続問題
核家族が増えてきたことで2世帯、3世帯というのがめずらしくなっています。
親の家は長男が継ぐものでしたが、親世代が亡くなったころには子はすでに自分たちのマイホームを持っている場合があります。そのため住んでいた家は空き家になることが多いというわけです。
③税制的な問題
空き家には、固定資産税の問題もあります。
使わなくても所有しているだけで毎年固定資産税を支払う必要があります。
しかし、「土地に建物が建っている場合土地の面積200㎡までの分について6分の1に減額される」という特例があります。
つまり、空き家を解体して更地にするとこの特例の対象外になり、一気に固定資産税の負担額が6倍増になってしまうのです。
様々な問題がこれから増えてくるであろう空き家の原因になっていることは確かですね。
次回は空き家を減らしていく方法、活用法みていきましょう!!