街の屋根やさん四日市店
〒512-0911 三重県四日市市生桑町339−4 TEL:0120-659-663 FAX:0568-55-1388
長島町のお客様より、「強風で2階大屋根のパラペットが一部落下し、ぶら下がっている」とのご相談をいただきました。建物は半年以内に解体予定との事で、「大掛かりな補修工事ではなく、とにかくお隣へ飛散しないよう危険箇所だけ撤去したい」とのご希望でした。これまでにも軒天などが部分的に落下していたものの、その都度大きな修繕は行わず経過していたそうです。しかし今回は高所の屋根部分が破損し、ご自身では危険で手を付けられない状況となり、複数業者へ相談されたものの「解体予定物件」「部分撤去のみ」という条件から断られ続けていたとの事でした。現地確認を行うと、パラペット内部の劣化が著しく、強風時には完全落下や飛散の危険性が高い状態。近隣への被害防止を最優先とし、足場を組立した上で、危険箇所のパラペット撤去および雨水浸入防止処理を行う事となりました。
先日、長島町のお客様より一本のお電話をいただきました。
「強風で屋根の一部が落下してぶら下がっている」「お隣へ飛んでいかないか心配」「何社も相談したが断られてしまった」
との内容でした。
詳しくお話を伺うと、問題となっていたのは2階大屋根部分に設置されている“パラペット”でした。
パラペットとは、屋根やベランダ外周に立ち上がっている壁状の部分を指します。建物の外観デザイン性を高める役割だけでなく、雨水侵入防止や防風の役割も担っています。
しかし、経年劣化によって内部木下地が腐食すると、表面の板金や外装材を支えきれなくなり、強風時に破損・落下するケースがあります。
今回のお客様宅も、長年の風雨によって内部劣化が進行しており、強風時にパラペットの一部が破損。完全落下はしていなかったものの、屋根端部で危険な状態でぶら下がっていました。
今回お客様が非常に困られていた理由は、建物が半年以内に解体予定だった事です。
そのため、
というご希望でした。
しかし、このような工事内容は意外にも対応可能な業者が限られます。
実際にお客様も何社か相談されたそうですが、
「解体するなら工事できない」「部分撤去だけでは対応不可」「危険だから保証できない」「足場が必要で費用が高くなる」
など、断られる状況が続いていたとの事でした。
確かに業者側から見ても、
という条件は、慎重な判断が必要になります。
しかし、現状のまま放置すれば、次の強風で完全落下する危険性もありました。
現地確認を行うと、建物全体の劣化がかなり進行していました。
特に印象的だったのは、今回のパラペットだけではなく、以前から軒天(のきてん)の落下も発生していた点です。
軒天とは、屋根の裏側部分に施工されている天井材を指します。屋根内部を保護し、雨風や害鳥侵入を防ぐ役割があります。
しかし雨水浸入や経年劣化が進むと、内部下地が腐食し、剥がれ落ちる事があります。
お客様も、
「今までは多少落ちても放置していた」「まさか屋根部分が落下するとは思わなかった」
との事でした。
今回は、いよいよ高所の構造部にまで劣化が進行し、ご自身では危険すぎて対応できないと判断されたそうです。
実際、このような状態は非常に危険です。
ぶら下がっている部材は、一見止まっているように見えても、内部固定は既に失われているケースが多く、
などをきっかけに、一気に落下する事があります。
特に長島町周辺は風の影響を受けやすい地域でもあり、飛散事故リスクは決して低くありません。
今回の現場は2階大屋根部分という高所作業でした。
そのため、最低限工事とはいえ安全確保を最優先し、足場を組立してから作業を行いました。
「撤去だけだから脚立で出来るのでは?」
と思われる方もみえますが、実際には非常に危険です。
劣化が進行したパラペットは、触った瞬間に崩れるケースもあります。
さらに屋根端部での作業となるため、
を防ぐためにも、足場設置は重要な安全対策となります。
今回のご依頼は「撤去のみ」でした。
しかし、単純に撤去して終わりでは、別の問題が発生します。
それが“軒天内部への雨水浸入”です。
パラペットを撤去すると、本来雨仕舞いされていた部分が露出し、そのままでは雨水が内部へ入り込みやすくなります。
雨仕舞いとは、建物内部へ雨水が侵入しないように納める施工技術の事です。
屋根工事では非常に重要な考え方であり、単純な防水処理とは異なり、雨水の流れを考慮して施工を行います。
今回は解体予定住宅である事も踏まえ、大掛かりな復旧工事ではなく、撤去した既存板金を再利用する形で防止処理を実施しました。
撤去材をうまく加工・再利用する事で、
を目的とした施工を行っています。
今回のパラペット撤去位置には雨樋も干渉していました。
雨樋(あまどい)は、屋根に降った雨水を集め、地上へ排水する設備です。
この雨樋が正常に機能しないと、
へ繋がる事があります。
今回は作業に伴い一時的に雨樋を脱着し、撤去後に復旧対応を行いました。
最低限の工事内容であっても、周辺部材との取り合いを考慮しながら施工する事が重要になります。
今回のように、
「あと半年だから」「解体する予定だから」
という理由で建物を放置されるケースは少なくありません。
もちろん全面改修が不要な場合もあります。
しかし、
など第三者へ影響が出る危険がある場合は、最低限の安全対策が非常に重要です。
特に強風後は、
などの高所部材に異常が出るケースがあります。
「補修までは考えていない」「最低限だけ対応したい」「解体まで安全に持たせたい」
そのようなお悩みでも、まずは状況確認をおすすめいたします。
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