三重県四日市市にお住まいのお客様より増築部分の屋根補修の見積もりのご依頼がありました。
増築をした接合部からの雨漏りもみられるそうです。
雨漏りは一度始まると建物を腐食させる最も厄介な住宅トラブルです。増築後はこの雨漏りが発生する可能性が高いとされています。
何故かと言うと、増築リフォームは文字通り何かを後から増やして取り付けるということです。そうすれば新たな接合部が生まれ、その施工がきっちりと行われていなければ雨水が入り込んでしまいます。接合部は住宅の弱点となってしまう部分です。
接合部分はしっかり板金補修させていただきます。
また増築部分の屋根の補修を、今回はカバー工法で対応させて頂く予定です。
カバー工法とは、現在の屋根をほぼそのまま残し、その上に新しい屋根を載せて、覆うのが屋根カバー工法です。
文字通り、屋根を屋根でカバーする工法です。よって、屋根が二重になります。屋根を重ねて葺くので、「重ね葺き」という呼ばれ方もします。
そして、カバー工法は3点のメリットがあります。
1点目は解体と廃材処理が必要な部分は棟板金くらいなので、葺き替えなどと較べると費用がお安くなります。
2点目は塗装や葺き替えよりも短い工期で施工できます。工期が短いということは人件費も少なくなりますので、それだけ費用もお安くなります。
3点目はお住まいの大きさにもよりますが、解体工事にかかる時間は半日程で済んでしまいます。また、お住まいの内部に手を加えることはありませんので、普段の生活への影響はほぼ皆無です。塗装と違って臭いも出ないので、工事期間中もストレスなくお過ごしいただけると思います。
このようなメリットがありますが、デメリットもございます。カバー工法には向いてない屋根もあります。例えば、瓦屋根には向いておりません。また、劣化の進んだ屋根には施工できません。そして、屋根の重量増加を招きます。
今回の場合はカバー工法で補修できそうなので、提案させていただきます。