本日はいなべ市の現場にて、雨樋リフォームを行いました。

みなさん雨樋はご存知ですか？屋根の先、軒先に設置されているのが雨樋で、屋根から流れてくる雨水が外壁に直接伝うのを防いで排水を行う重要な存在です。
写真のように、年数が経過したことによる塗装の劣化や、受け金具に錆が見られてきたら早めにメンテナンスを行うのがおススメ。雨樋リフォームをすることで、美観の回復はもちろん長く丈夫に保つことができます。

→雨樋リフォームについてもっとくわしく！

足場を設置し、錆びた雨樋をケレン作業で丁寧に磨き上げます

今回のお宅は2階屋根の軒先に雨樋が設置されているため、足場を仮設して雨樋リフォームを進めていきます。
まずは写真のように、サンドペーパーを使って下地をこすっていきます。これをケレン作業と呼びます。
なぜケレン作業が必要なのか、それは汚れや古い塗膜を取り除くこと、そしてケレン作業で磨き上げることにより塗布面に凹凸をつけるのが目的です。
表面に凹凸をつけると聞いて驚かれるかもしれませんが、凹凸があることで塗料が付着する表面積が広くなり、剥がれにくくするためです。
ケレン作業によって塗料の持ちがよくなる、雨樋リフォームで大切な下準備と言えます。

ブラウン色の塗装で雨樋を仕上げていきます

今回リフォームする雨樋は塩化ビニル樹脂性のもので、雨樋の中でも最も多く使われている素材です。
凹凸が多いので、ムラが出ないように丁寧に素早く塗っていきます。
綺麗に仕上がりピカピカに輝く雨樋へと蘇りました！塗膜も復活したので割れなどの心配も払拭されましたね！

雨樋リフォームと一緒に破風板も塗装メンテナンスを行いました

今回、足場を仮設したこともあり雨樋リフォームと一緒に破風板の塗装メンテナンスも行いました。
ブログでも何度かお伝えしていますが、足場代を節約する為にもメンテナンスは一度に行うのが一番良い方法です。
破風板もケレンで磨き上げ、ハケを使って狭い箇所も丁寧に塗り残しがないよう仕上げました。
これで雨樋リフォームが完了です！

今回は塗装による雨樋リフォームが最適ですが、もし雨樋自体にヒビ割れや破損があった場合は交換するのが良いでしょう。
普段雨樋を気にかける機会はあまりないかもしれませんが、雨樋に不具合が出ると

☑屋根からの水が外壁に直接伝わり、外壁が汚れて劣化を早める
☑雨天の日に地面に大きな水たまりが広範囲に出来てしまう
☑屋根から落ちた雨水が地面の泥水に跳ねてお住まいの美観を損ねていく

など、様々な住宅の劣化に繋がってしまうのです。
とはいえ、雨樋は屋根の軒先に設置されていますので、くれぐれもはしごや脚立に上って確認しようとはしないでくださいね。
特に2階のお家では、プロでも足場を仮設して作業を行うなど屋根の作業は大変危険を伴うので、雨樋を確認するときは必ず地面から見上げる程度に留めてください。
「雨樋の点検をしてもらいたい」「雨樋リフォームにはどんな方法が良いの？」など、雨樋でお悩みの方、気になった方は街の屋根やさん四日市店にお問い合わせください！

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