街の屋根やさん四日市店
〒512-0911 三重県四日市市生桑町339−4 TEL:0120-659-663 FAX:0568-55-1388
現地調査は、ご主人様のお仕事がお休みの日に合わせてお伺いしました。
まずはご相談いただいた外壁を確認します。
既存のトタン外壁には錆びが広がり、一部には腐食も見られました。また、室内への雨漏りも確認されており、外壁の傷みを放置できない状態でした。
以前の居住者によって外壁の一部が補修されていた跡も確認できました。ただし、建物全体を確認すると、ほかにも気になる箇所がありました。
錆びや腐食が進行した既存トタン外壁の状態
屋根は瓦棒葺きという金属屋根でした。
瓦棒葺きとは、金属板を屋根に張り、板同士の継ぎ目にある心木などを利用して固定する、昔から使われている金属屋根の工法です。
今回の屋根は、長年の経年劣化によって錆びが進行し、ところどころに穴あきが発生していました。さらに、今回の屋根にはソーラーパネルが設置されているため、屋根の葺き替え工事を行うには、まずパネルを取り外す必要があります。屋根工事に先立ち、11月1日にソーラーパネルの一時撤去を行いました。敷地内には取り外したパネルを安全に保管できる十分なスペースがなかったため、今回は一旦持ち帰って保管することになりました。新しい屋根への葺き替えが完了した後、改めてソーラーパネルを再設置する予定です。屋根材を新しくするだけでなく、こうした付帯設備の取り扱いも含めて、順序よく工事を進めていきます。
外壁の傷みについてはお客様も気にされていましたが、屋根まで錆びて穴が開いているとは思われていなかったようで、調査結果をご報告した際には大変驚かれていました。
普段、地上から屋根の状態を細かく確認することは難しいものです。外壁など目につきやすい場所に問題があると、どうしてもそちらに意識が向きがちですが、屋根も定期的に状態を確認することが大切です。
もう一つ問題となっていたのが雨樋です。
現地を確認すると、雨樋が本来の排水機能を十分に果たしておらず、雨水があふれるオーバーフローが発生していました。今回の建物では、あふれた雨水が建物内部へ浸入する状況も確認されました。軒先の出が少ない建物形状も関係するため、雨水の流れや浸入経路を確認したうえで対策する必要があります。
軒先とは、屋根が外壁より外側に張り出している部分のことです。一般的には、軒先があることで雨水が外壁に直接かかるのを軽減する役割があります。
しかし、今回のように軒先の出が少ない建物では、屋根から流れる雨水の処理が特に重要になります。
そのため、傷んだ外壁だけを新しくしても、屋根や雨樋に問題が残ったままでは、雨漏りの改善につながらない可能性があります。
お客様にも現状を写真などでご説明し、外壁だけでなく屋根と雨樋も含めて改修する必要性をお伝えしました。
瓦棒屋根に発生した錆びと穴あきの劣化状況
ソーラーパネルが設置された既存瓦棒屋根の現地調査
当初、お客様が予定されていたのは外壁の改修工事でした。
しかし、今回の調査によって屋根の穴あきや雨樋の不具合も判明したため、屋根・雨樋についてもお見積もりをご希望されました。
調査結果を踏まえて一週間後にお見積書をご提示しました。
もちろん、当初は予定されていなかった工事です。外壁だけのつもりで考えていたところに屋根や雨樋まで加わるため、費用面でも大きなご負担となります。
お客様は工事費用について検討され、融資を申し込まれることになりました。
その後、約3か月にわたり審査結果を待つこととなりましたが、無事に借入審査が通り、正式に工事のお申し込みをいただきました。
中古住宅を購入し、ご夫婦で少しずつ住まいを整えてこられたお客様にとって、今回の工事は決して小さな決断ではなかったと思います。
だからこそ、必要な工事を一つずつ確認し、これからも安心して暮らしていただける住まいにすることが大切だと考えています。
屋根・外壁改修工事で設置した仮設足場
今回の工事内容
屋根葺き替え工事:瓦棒屋根から金属製たて平葺きへ変更(ソーラーパネル脱着あり)
雨樋交換工事:既存雨樋を撤去して新しい雨樋へ交換
外壁カバー工法:既存トタン外壁にGL鋼板の長尺材を重ね張り
外壁塗装工事:既存金属外壁の塗装部分をケレン・錆止め処理後に塗装
ウレタン防水工事:スラブ屋根の防水改修
たて平葺きについて
屋根のたて平葺きは、金属板を縦方向に葺く屋根工法です。屋根面に横方向の継ぎ目が少なく、雨水が流れやすい形状が特徴です。
スラブ屋根について
スラブ屋根とは、鉄筋コンクリートなどで造られた平らな屋根のことです。一般的な勾配屋根とは異なり、雨水が流れにくく水がたまりやすいため、防水層によって建物内部への浸水を防ぐ必要があります。今回は、このスラブ屋根にもウレタン防水を施工していきます。
GL鋼板について
また、外壁にはGL鋼板(ガルバリウム鋼板)の長尺材を使用した重ね張りを行います。既存外壁を活かしながら新しい外壁材を施工する方法で、既存外壁の状態や下地を確認しながら進めることが重要です。
それぞれの場所に適した施工を行い、建物全体の雨仕舞いを改善していきます。
外壁塗装前にケレン作業で錆びを除去している様子
先日、いよいよ工事がスタートしました。
まずは建物の周囲に足場を設置しました。屋根・外壁・雨樋と複数の工事を行うため、安全に作業を進めるうえでも足場は欠かせません。
そして本日は、外壁塗装を行う部分のケレン作業と錆止め塗料の塗布を行いました。
ケレンとは、塗装する前に既存の錆びや古い塗膜、汚れなどを工具で取り除き、塗料が密着しやすい状態に整える下地処理のことです。
金属部分は錆びが残ったまま塗装してしまうと、塗膜の剥がれや再び錆びが発生する原因になることがあります。
そのため、塗装前のケレン作業は仕上がりと耐久性を左右する大切な工程です。
ケレン作業を行った後は、錆止め塗料を塗布します。錆止めは、金属表面を保護し、錆びの発生や進行を抑えるための下塗り材です。
完成後には見えなくなる下地処理ですが、こうした工程を丁寧に行うことが、長く安心できる仕上がりにつながります。
外壁塗装部分に錆止め塗料を塗布している施工状況
今回のお客様は、最初は外壁の傷みがきっかけとなりお問い合わせをいただきました。
しかし、実際に建物全体を調査すると、屋根の錆びや穴あき、雨樋のオーバーフローなど、外壁以外にも早急な対応が必要な箇所が見つかりました。
外壁だけを新しくすれば、すべてが解決するとは限りません。屋根からの雨水の流れや雨樋の排水、建物の形状なども含めて確認することが大切です。
私たちも、お客様からご相談いただいた箇所だけを見るのではなく、建物全体の状態を確認し、必要な工事を一緒に考えることを大切にしています。
これから屋根・外壁・雨樋・防水工事を順番に進めていきます。
工事の進捗や施工中の様子についても、引き続きご紹介していきますので、ぜひご覧ください。
四日市市で屋根の錆びや雨漏り、トタン外壁の腐食、雨樋の不具合などでお困りの方は、お気軽にご相談ください。目に見える部分だけでなく、住まい全体の状態を確認しながら、適切な改修方法をご提案いたします。
「街の屋根やさん四日市店」を運営する株式会社匠ホームは、2005年創業(法人設立2015年)の屋根・外装リフォーム専門店です。
四日市市を中心に、いなべ市・桑名市・鈴鹿市など三重県北部エリアで年間100件を超える施工実績を誇り、国家資格保有の職人が現地調査から施工管理まで一貫対応しています。
保有資格:
一級かわらぶき技能士(厚生労働大臣認定)
一級建築板金技能士(厚生労働大臣認定)
一級塗装技能士(厚生労働大臣認定)
屋根修理・葺き替え・漆喰補修・雨樋交換・外壁リフォームまで幅広く対応し、施工内容に応じて最長で数十年の保証をお付けしています。
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