街の屋根やさん四日市店
〒512-0911 三重県四日市市生桑町339−4 TEL:0120-659-663 FAX:0568-55-1388
「登り梁」という物をご存知でしょうか。
登り梁は水平ではない梁の事です。
「横に進むにつれて上に登って行く梁」という、梁の様態を人の行為に喩える擬人法なのだと思います。
今回は三重県松阪市で行った店舗新築工事の現場写真を元に、登り梁について説明したいと思います。
こちらの建物では客席スペースに登り梁を、厨房などそれ以外のスペースに一般的な小屋組みを採用しています。
梁は通常、水平です。
しかし屋根は、降った雨を下に流すために勾配を持っています。
屋根の勾配を出すためのより一般的な方法は、梁の上に「束」と呼ばれる短い柱状の部材を立てる事です。
梁の端から中心に向かって、徐々に束を高くして行く事で勾配を出すのです。
例えば4寸勾配の屋根を造る時は、梁の端から1尺の所に高さ4寸の束を立て、梁の端から2尺の所に高さ8寸の束を立てるという具合です。
「○寸勾配」という呼び方はここから来ています。
実際には概ね3尺程度の間隔で配置します。
登り梁はそうではなくて、梁そのもので屋根の勾配を出してしまおうという物です。
最近では屋根裏までの空間の広がりを造ったり、小屋組みの芸術性を楽しんだりするために天井を張らない事が珍しくありません。
空間の広がりを考えた時、天井を張らずに吹き抜けとした空間に梁や束が飛び出さない登り梁には大きなアドバンテージがあると言えるでしょう。
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