街の屋根やさん四日市店
〒512-0911 三重県四日市市生桑町339−4 TEL:0120-659-663 FAX:0568-55-1388
今回ご相談いただいたのは、四日市市にお住まいのお客様です。
きっかけは、お父様とは別のお住まいで暮らしている娘さんからのお電話でした。
娘さんがお父様の様子を見に来られた際、軒天の一部が剥がれ落ち、内部の断熱材が見えている状態になっていることに気づかれたそうです。
お父様からも、
「誰か、こういう工事を見てくれる業者を知らないか」
というお話があり、娘さんが業者を探されていたとのことでした。
そしてお電話をいただいた際、
「本日夕方までなら伺えます」
とお伝えしたところ、
「それならお願いします」
ということで、その日のうちに現地調査へお伺いしました。
突然、軒天が剥がれ落ちてしまえば、
「何が原因なのだろう?」
「このまま放っておいて大丈夫なのだろうか?」
と、ご家族としても心配になりますよね。
特に今回は、軒天が落下しただけではありません。
その奥にある断熱材まで雨水によって濡れている状態でした。
まずは、見えている部分だけを直すのではなく、なぜ軒天が剥がれ落ちたのか、その原因を確認することから調査を始めました。
現地で確認すると、今回の軒天落下には、ベランダからの雨水が大きく関係していることが分かりました。
ベランダの防水が十分に機能しておらず、雨水がモルタル内部へ浸透。
その雨水が下部へ回り、軒天として使用されていたケイカル板へ落下していました。
ケイカル板とは、けい酸カルシウム板のことで、耐火性や不燃性に優れ、軒天などにも使用される建築材料です。
しかし、軒天材そのものが雨水を受け続けることを想定した材料ではありません。
内部へ雨水が回り込み、長期間にわたって湿った状態が続けば、材料の劣化や落下につながることがあります。
今回も、
ベランダ防水の機能低下↓モルタルへ雨水が浸透↓軒天内部へ雨水が回る↓ケイカル板が雨水に耐えられなくなる↓軒天が剥がれ落ちる
という流れが考えられる状況でした。
つまり、目に見えている「軒天の剥がれ」は、実際には住まいの別の場所で起きていた問題が表面化したものだったのです。
屋根や外壁、軒天などの雨漏り調査では、このように「症状が出ている場所」と「雨水が入った場所」が違うことがあります。
ここが雨漏り調査の難しいところでもあります。
今回の現場で特に気になったのが、軒天の奥にある断熱材です。
断熱材にも雨水が回り、濡れている状態でした。
お父様と娘さんにも現在の状況を確認していただきました。
軒天が落ちているだけなら、
「板を張り替えればいいのかな」
と思われるかもしれません。
しかし、原因となっているベランダ側からの雨水の浸入を止めないまま軒天だけを新しくしてしまえば、再び同じような問題が起こる可能性があります。
そのため今回は、
① ベランダ防水を正常な状態に戻すこと
そして、
② 雨水によって傷んだ軒天を張り替えること
この2つをセットで考える必要がありました。
見えている部分だけをきれいにするのではなく、雨水が建物内部へ入り込まない状態をつくる。
これが今回の工事で大切なポイントです。
今回の防水工事では、通気緩衝工法を採用する予定です。
「通気緩衝工法って何?」
と思われる方も多いと思います。
簡単に説明すると、既存下地と防水層の間に通気・緩衝の役割を持つシートを設け、その上に防水層を形成する工法です。
建物の下地に含まれている水分や湿気が関係する場合にも、その影響を考慮できる防水工法の一つです。
特に既存のベランダを改修する場合には、ただ新しい防水材を塗るだけではなく、
「現在の下地がどのような状態なのか」
「これまでどのように雨水が入っていたのか」
「今後、できるだけ長く防水機能を維持するにはどうするか」
という視点が重要になります。
防水工事は、見た目をきれいにするためだけの工事ではありません。
住まいの中へ雨水を入れないための工事です。
今回も、軒天の張替えだけで終わらせず、原因と考えられるベランダ防水まで含めてご提案しました。
現地調査を終え、工事内容を整理して見積書を作成しました。
そして本日、改めてお父様と娘さんへ工事内容をご説明し、見積書を提出。
すると、
「お願いします」
と、その場で工事のお申込みをいただきました。
今回は、他社様との比較をされることなく、弊社へ工事をお任せいただくことになりました。
もちろん、工事を決める際に複数社から見積もりを取って比較することは、決して悪いことではありません。
大切なお住まいの工事ですから、金額や内容を比べて納得して決めることは大切です。
その中で今回、比較なしでお任せいただけたことには、私自身も大きな責任を感じています。
そして、もう一つ印象に残ったことがあります。
お父様は、これまで設備工事会社を経営されてきた方でした。
建築や設備に関する仕事をされてきたからこそ、工事内容だけではなく、見積金額についてもご自身で内容を確認され、納得されたうえでのご判断だったのではないかと思います。
だからこそ、
「この内容ならお願いします」
と言っていただけたことは、施工する側として非常にありがたく感じました。
価格だけではなく、
何のためにその工事が必要なのか。
どこまで直す必要があるのか。
今後の住まいをどう守っていくのか。
そこまでご理解いただいたうえでお任せいただけることは、私たちにとって大きな励みになります。
今回、お父様と娘さんから感じたのは、
「このまま被害が広がる前に対処しておきたい」
という強いお気持ちでした。
軒天が剥がれ落ちて断熱材が見えている。
しかも、その断熱材まで雨水で濡れている。
この状態を見れば、ご家族として心配になるのは当然だと思います。
雨漏りや防水の問題は、目に見える被害が小さくても、建物内部で徐々に進行している場合があります。
だからといって、すべての雨染みや劣化が大きな工事につながるわけではありません。
だからこそ私たちは、現地を確認したうえで、
「今すぐ直した方がいいところ」
「経過を見てもよいところ」
「一緒に施工した方がよいところ」
をできるだけ分かりやすくお伝えすることを大切にしています。
必要以上の工事を勧めるのではなく、お客様と一緒に今後の住まい方を考えること。
それが地域で屋根や外装工事を続けていくうえで、大切なことだと考えています。
今回のご相談で、改めて感じたことがあります。
それは、
「家族が住まいの変化に気づくこと」の大切さです。
今回、娘さんがお父様のところへ様子を見に来られなければ、剥がれ落ちた軒天や濡れた断熱材に気づくタイミングが、もう少し先になっていたかもしれません。
住まいの異変は、必ずしも雨漏りのように分かりやすい形で現れるとは限りません。
軒天のシミ。
外壁の変色。
ベランダのひび割れ。
天井の雨染み。
室内のカビっぽい臭い。
以前はなかった建物の変化。
こうした小さなサインが、雨水の浸入を知らせていることがあります。
もしご家族のお住まいを久しぶりに見に行かれた際に、
「前と何か違うな」
と感じる場所があれば、まずは一度確認してみてください。
そして、ご自身で判断するのが難しい場合は、無理に屋根へ上がったりせず、専門業者へ相談することをおすすめします。
今回の工事は、これから施工へ進んでいきます。
まずは雨水の浸入を防ぐためのベランダ防水。
そして、雨水によって傷んだ軒天の張替え。
それぞれを別々の工事として考えるのではなく、
「なぜ軒天が落ちたのか」
という原因から考えて施工していきます。
屋根工事や外壁工事、防水工事では、目に見える部分だけを直しても根本的な解決にならない場合があります。
だからこそ現地調査では、できるだけ広い視点で建物を見ることを心がけています。
四日市市でベランダ防水や軒天の剥がれ、雨漏りなど、住まいのことで気になることがございましたら、お気軽にご相談ください。
「こんな小さなことでも相談していいのかな?」
という内容でも構いません。
早い段階で原因を確認することで、必要な対処を落ち着いて考えられる場合があります。
今回のように、ご家族が離れて暮らしていて、
「実家の様子を見に行ったら、気になるところがあった」
というご相談もあると思います。
大切なのは、住まいの異変をそのままにしないこと。
そして、必要な工事を必要なタイミングで行うことです。
私たちも、工事を売るのではなく、これからも安心して暮らしていただくための選択肢をご一緒に考えることを大切にしています。
今回のお父様と娘さんにも、
「早めに相談してよかった」
と思っていただける工事にできるよう、丁寧に施工してまいります。
「街の屋根やさん四日市店」を運営する株式会社匠ホームは、2005年創業(法人設立2015年)の屋根・外装リフォーム専門店です。
四日市市を中心に、いなべ市・桑名市・鈴鹿市など三重県北部エリアで年間100件を超える施工実績を誇り、国家資格保有の職人が現地調査から施工管理まで一貫対応しています。
保有資格:
一級かわらぶき技能士(厚生労働大臣認定)
一級建築板金技能士(厚生労働大臣認定)
一級塗装技能士(厚生労働大臣認定)
屋根修理・葺き替え・漆喰補修・雨樋交換・外壁リフォームまで幅広く対応し、施工内容に応じて最長で数十年の保証をお付けしています。
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