ラバーロックとは、あまり聞きなれない言葉ですが、
瓦の歪みによって生じた隙間を埋めてズレを防止するために、シーリング材などの接着剤で瓦のつなぎ目を施工することです。
メリットとしては、自然災害が多い地域にお住まいや、突風・地震対策が気になっている場合は、
瓦の落下防止・歪みやズレによる隙間からの雨漏り防止のために正しい施工箇所に行えば有効な工法の一つです。
後々メンテナンス費用がかかってきますが、初期費としては施工費が安くできます。
正しい施工箇所として、
①強風の被害を受けやすい棟瓦の交互に積んである熨斗(のし)瓦のT字部分のみをコーキングする。
②平瓦部分の雨水が流れない瓦の山の左側と山の下部分だけをL字型にコーキングする。
瓦を固定しながら瓦下の換気が確保でき、雨水を流す部分にはシーリングしないので、雨漏りの原因になることはありません。
それに対しデメリットとしては、悪い施工箇所として
①湿気の逃げ場所がなくなり瓦下に溜まりやすくなるため下地が劣化、腐食させてしまう。
②将来的に外観が悪くなる。→時間経過とともに汚れにより乳白色から黒ずむ。
③瓦下の換気の役割を果たしている隙間をコーキングすると雨漏りの原因になる。
→劣化によるコーキング亀裂に毛細管現象(細い隙間へ重力に逆らって下から上へ吸い上げられる)で雨漏りが生じる。
④メンテナンスのコストがかかる。
→シーリングはおよそ10年で打ち替え工事が必要。劣化が3~5年で始まるため、5~10年に一度は点検が必要。
お客様とご相談させていただき、最善の修繕方法を提案させていただこうと思います。
屋根部は自分では確認することが難しい場所ですので、なにか心配なことや気になることがありましたら、ぜひ街の屋根やさん四日市店にご相談くださいね。
無料見積りさせて頂きます。