街の屋根やさん四日市店
〒512-0911三重県四日市市生桑町339−4TEL:0120-659-663 FAX:0568-55-1388
当日は現地にて、お住まいの状況を細かく確認いたしました。
まず目に入ったのは、ベランダ下の室内天井の剥がれ。クロスの膨れや変色があり、触れると一部はふやけており、明らかに雨水の浸入がある状態でした。
原因を特定するために、ベランダの床面および立ち上がり部分の防水状態を確認したところ、以下のような劣化が見られました:
FRP防水層の表面が剥がれている
立ち上がり部分に大きなクラック(ひび割れ)
ベランダ床全体がフカフカしていて、下地材に水が回っている感触
手すりと外壁取り合い部分のシーリング切れ
笠木部分の固定不良・ぐらつき
これらの状態から、雨水が床下に浸入し続け、内部の木材が吸水・腐食してしまっていることが明らかでした。
今回の調査で特に気になった点は、立ち上がり部分の処理の甘さと、笠木の納まりの悪さです。
通常、FRP防水の立ち上がりは15cm以上必要とされ、外壁との境界部分も防水材がしっかりと回り込んでいなければなりません。
しかし今回のお住まいでは、立ち上がりの寸法が足りない上に、防水層が外壁際で止まっており、雨水の浸入リスクが非常に高い状態でした。また、笠木と手すりの取り合い部分にも隙間があり、雨水が内部へ直接入り込める構造となっていました。
このような不適切な施工がなされていた可能性があり、「新築時からの施工不良が原因ではないか」と疑われる状態でした。
現地調査の結果、お施主様には以下のような対応が必要であることをご説明いたしました。
FRP防水層はすでに機能しておらず、下地ごと交換が必要
内部の木材(構造部)が水を吸って腐食している可能性があるため、構造補強も含めて再確認が必要
雨水が浸入したことで、内側の断熱材・石膏ボードもダメージを受けている
健康被害やカビの発生リスクがあるため、壁面内部まで撤去し乾燥・交換
改修用FRP防水や**ウレタン塗膜防水(通気緩衝工法)**など、お住まいの状況に合わせた工法をご提案
防水層の立ち上がり確保・笠木部の防水処理・シーリングの多重施工で再発防止
笠木部分はアルミ製やガルバ製の防水一体型笠木へ
手すりも固定強度を確保し、安全性・防水性の両立を実現
ベランダからの雨漏りは、屋根や外壁と比べても発見しにくく、長期間放置されやすい箇所です。しかし、一度雨水が構造部にまで浸透すると、柱・梁などの構造材の腐食や、室内へのカビの発生など、住まいの寿命を縮める深刻な被害につながります。
今回のように**「ベランダ下の天井が剥がれてきた」**といったサインがあれば、すぐに専門業者による調査をおすすめします。
いなべ市での現地調査では、FRP防水層の不具合が原因でベランダ下の室内天井が被害を受けている状況が確認されました。新築時からの施工不良の可能性もあり、全面的な改修工事が必要と判断されました。
街の屋根やさん四日市店では、ベランダの防水改修・雨漏り修理にも多数の実績があります。いなべ市をはじめ、三重県全域でのご相談を随時受付中です。
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