現地調査の結果とご提案

調査に伺ったところ、確かに太陽熱温水器の設置箇所付近の横暖ルーフ表面に赤サビが発生しており、一部は腐食も進行していました。
さらに別の場所では、雪の重みで変形した雨樋、テラス屋根の破損、雪止め金具の未設置、パナホーム特有の換気煙突周辺の板金処理の甘さなど、複数の不具合が確認できました。

お客様には以下の修理内容をご提案しました。

今回の施工内容

• 横暖ルーフの一部張替え（サビ補修）
  　太陽熱温水器の下になっていた屋根材を部分的に撤去・張替え。色や仕様を近いもので合わせ、違和感がないように施工。

• 雪で変形した雨樋の交換
  　特に東面で曲がりがひどく、雨水がオーバーフローしていたため、新しい軒樋・集水器を取り付け。

• テラス屋根の修理
  　ポリカ屋根が破損しており、アルミ骨組みの一部も緩んでいたため、補強と張替えを実施。

• 後付けの雪止め金具設置
  　もともと雪止めがなかったため、急勾配部分にステンレス製の後付け雪止めを設置。これにより落雪防止と雨樋保護が可能に。

• 換気煙突まわりの板金処理（パナホーム仕様対応）
  　煙突取り合い部分の雨仕舞いが不十分で、雨水が回り込んでいる恐れがあったため、専用の板金カバーを製作・取付。

施工中の様子

施工を終えて

横暖ルーフの特徴と注意点

横暖ルーフは断熱材が裏打ちされた高耐久な金属屋根材で、軽量かつ遮熱性にも優れた製品です。
しかし、塩害・酸性雨・金属との接触腐食などの影響で、条件によっては7～10年程度でもサビが出ることがあります。

特に太陽熱温水器などの機器を載せる場合は、定期的な点検とメンテナンスが重要です。

街の屋根やさん四日市店からのひとこと